女神転生TRPGキャンペーン “ロングソード(仮)”の足跡
   〜主にプレイヤーが何をしたか忘れないための忘備録。

   PC (技能LVは第3話終了時)
   山口 順一(やまぐち じゅんいち) 男 PL:如月 十五
    ハイテク:シューティングLV5 トリックLV5
    魔界魔法:回復LV4 魔法操作LV2 
    SIGザウエルを自由奔放に操る傍ら、回復・補助魔法まで扱うキレ者。
    魅力が低いのは頭のアホ毛が原因か?

   五代 七子(ごだい ななこ) 女 PL:桜
    格闘:速剣LV16
    二刀流の剣士。とある理由で行方不明の兄・六郎も同じ学年だが双子ではなく年子だとか。
    手癖が悪く、方向音痴で太りやすい体質らしい。

   黄金井 社(こがねい やしろ) 男 PL:シドスタ
    魔界魔法:回復LV6 ジオLV5 精神LV6
    その面倒見のよさから後に「黄金井すん」と呼ばれる。魔界魔法に長ける。
    黒魔術研究部部長“荒廃 黒利”とはわりと仲がいい。酒には弱い…って高校生は酒飲むなよ。

   嵐谷 乃歩絵(あらしや のぶえ) 女 PL:DEN
    カルトマジック:ウィッカLV14
    妖精とお話が出来る女の子。本名が嫌いなのか自らを“アラシャ”と呼ばせる。呼んで欲しい。
    漫研とコネがある。

   林 直政(はやし なおまさ) 男 PL:黒いイタリア
    格闘:中国武術LV11
    カルトマジック:タオLV6
    槍を扱う中国武術の凡人割と強い人。ネズミだのカモメだの、動物を呼び出しては会話をする。
    
   陵 宇宙(みささぎ そら) 男 PL:吾郎
    格闘:弓LV9
    カルトマジック:神通力LV7 忍術LV1
    神社でアルバイトをする。弓術の腕はきっとインターハイ級。

   それなりに主要NPC
   
   荒廃 黒利(あれすた くろり) 女…黒魔術研究部の部長。黒魔術の知識と腕はなかなかで、バフォ
                       メットを召喚する。ですわ口調の縦ロールなのでとても近寄りがたい。
                       でもいい子だよ。
   
   雷玖 透(らいく とおる) 男…PCと同じ超常現象研究会“ロングソード”の仮部長。まとめきれない仕切り
                    好き。

   新見 たま(あらみ たま) 女…同じく“ロングソード”のメンバー「タマゴみたいな顔してるね。」は禁句。
                     超能力の片鱗を見せる。最近のあだ名はピータンだが、それが卵とは。
 
   字瀬 竜(あざせ りゅう) 男…生徒会所属の黒魔術研究部員。目つきがわるく短絡的で、口癖は「マジ
                     やんぞこら。」

   美楼 紗那(びろう しゃな) 女…黒魔術研究部員。天真爛漫な性格。黒利のことを黒りんと呼ぶ。

   矢阿部 唯一(やあべ ただひと) 男…生徒会で強大な権力を握り、その手腕・カリスマ性から一部で
                          “絶対唯一生徒会長”と呼ばれる。

   木霊 崇(こだま たかし) 男…“ロングソード”の顧問教諭。現国担当だが言葉遣いは雑。
                      わりとてきとーな性格で、暑さには弱い。

   松田 重蔵(まつだ じゅうぞう) 男…72歳の自称:悪魔進化学者。年に似合わぬアフロヘアが特徴で
                        アフロ松田と陰で呼ばれている。

   杏里 真遊(あんり まゆ) 女…長髪でモデル体系、目つきの悪い黒魔術研究部の顧問。アフロ松田と
                     何か関係が・・・?


   設定  舞台は東京都青梅にある新設高校“洛奈第六高等学校”・・・通称ラグナロク高校
        新設で一年生しかいないこの高校の超常現象研究会“ロングソード”(山口命名:
        超常現象研究会→超研→長剣→ロングソード・・・らしい)は興味本位で様々な怪奇現象
        に首を突っ込む。ライバルの黒魔術研究部と時にぶつかり、時に協力して事件を解決して
        いく・・・・か?

   第一部ラグナロク高校編(使用ルール 真・女神転生TRPG〜覚醒編〜)

   第一話 ごぶ・たま!〜一寸の虫にも五分の魂〜

   夏休みも近いある日、英語教師、“上鱈(うえたら)”が失踪する。
   ほどなく寮の一室、上鱈の部屋で2メートル四方の巨石が発見された。
   とても運び込めそうにない大きさの巨石。まさかと思い調べてみたが、上鱈がそれに押しつぶされたような
   後はない。山口はこれを「石がスットーン事件」と命名。
   生徒会最高権力者、絶対唯一生徒会長“矢阿部 唯一”をはじめとした生徒会の封鎖をうまくかいくぐり、
   “ロングソード”メンバーは上鱈の部屋に侵入。林がタオ技能 :しょう呼鳥獣でネズミを呼び事情を何とか
   聞き出したところ、「上鱈は部屋で突然消失、代わりに石が現れた」ということがなんとなくわかった。
   さらに探ると、なにやら石の中から音がする。「もしかしたらこの中に閉じ込められている?」ということで
   五代が二刀流で巨石を一閃!・・・出来るはずもなく、ドリルで救出。
   上鱈の話によると「いきなり石に囲まれて・・・」とかなんとか。
   黒魔術研究会と一悶着ありつつ調査続行。その中でたまが石化の犠牲者となるが、仲間の「卵ー!」の
   叫びと自分の超能力で怒りのなか石を割って大脱出。しかし石化事件は連続して起こり、ついにその黒幕
   が姿をあらわす。それは蝉の幼虫(全長5メートル)だった。
   アスファルトで固められた地面、特殊素材によって加工されたグラウンドによって羽化できなかった蝉の
   怨念が今ここに。
   黒利と協力して戦闘の末、セミレギオンを倒した一同は慰霊碑を建てて小さな虫たちの無念を沈めた・・・
   はずであるが、こればかりは来年にならないとどうともいえない。


   第二話 それ・ちる!〜それは舞い散る花火のような〜

    
『ストーンがすっとーん事件』から約2週間。8月13日。“ロングソード”の夏はまだまだこれから。
   部室に行く前、近くのコンビニに立ち寄るメンバー。そこへ近づくアフロの影。
   「あー、ちみたちちみたちちみたちちみたち、こんな生き物を見なかったかねー?」
   声の主は真っ白アフロの老人・名を松田重蔵。自称悪魔に進化を解明し促進する者。手には雪だるま
   の写真。もし見かけたら連絡を欲しいらしい。
    そこへ黒魔術研究部顧問・杏里真遊先生登場。一瞬、松田を見ていやな感じが走ったようだがそれはそれ、
   いろいろあってアイスを奢ってもらう。当たる小金井すん、しかし五代の計略にかかり当たり棒は五代のもの
   に。
    さて、部室へいくと木霊先生が巨大なアイスノンの塊にだきついている。新見が拾ってきたらしい。
   そんな中、盆明けの肝試しについて話し合いが始まる。候補地は二つ、一つは新宿の廃病院。もう一つが
   昭島にある洋館。たまたま通りかかった黒魔術研究部・美楼紗那の忠告もむなしく、昭島の洋館に決定。
   やめときゃいいのに。
    そのときアイスノンから声がする。「花火が見たいホー。」そこから出てきたのはあの雪だるまだった。
   話しによると雪だるまは妖精・ジャックフロスト。アフロ松田に見つかって、アイスノンスーツを着せられ暑さに
   かなり耐えられるようになったとかなんとか。
    とりあえず面白そうなので、次の日の東京湾大華火祭に連れて行くことにする。
   
   ・・・で、次の日。
    木霊のワンボックスで会場へ向かおうとしたところ、字瀬・黒利・杏里とばったり会う。彼女らも花火会場へ
   向かうところの様子。そして後ろにはジャックランタンが隠れていた。フロストとランタンは相性最悪だが仲は
   いい様子。でも、また絡まれると面倒だから無視して車に乗り込むメンバー。そして到着。
    場所取りも無事できて、買出しに行こうとする黄金井。その時フロストに異変が起こる。「トイレに行きたい
   ホー。」さすがに普通のトイレに並ぶわけにも行かず車においてある簡易トイレを使うことにした黄金井。
   そのうえフロストの下の世話までするハメになるのだった。そしてついたあだ名が黄金井すん。〜某在宅介護
   サービスより
    しかし、帰りにうっかりフロストから目を離してしまった黄金井すん。そんなことでは介護士失格である。
   同じ頃、黒利の連れていたジャックランタンも姿を消していた。

   ・・・フロストとランタンは合流し「でっかい花火」を見るために動いていた。“ロングソード”メンバーの捜索も一歩
   及ばず、ランタンの放った火炎魔法:アギが花火の発射台を直撃。辺りは炎につつまれる。炎により弱っていく
   フロストを守りながら、逆に力をつけるジャックランタン、そして集まってくる精霊サラマンダーと対峙する“ロング
   ソード”メンバーと黒利。苦戦しつつもなんとか勝利を収める。しかしフロストの体力は限界に達していたものの
   アフロ松田に連絡をいれ、一命を取り留めた。「まあ、冬になればまた元気になるじゃろ。」
    
    事の発端であったランタンを抑えたことで黒利に貸しをつくり、フロストとはしばしの別れを告げる“ロングソード”
   メンバーであった。

   
   第三話 かが・あり!〜鏡の中のアリス〜

   
 花火大会から約一週間後のこと。美楼さんの忠告を無視した“ロングソード”メンバーは昭島にある洋館に
   肝試しに来る。内側から打ち付けられた板により月の光も入らない洋館。明かりをつけ隣の部屋に入った瞬間、
   違和感を感じる林と山口、しかし変化は見られない。とりあえず玄関ホールに戻ってみると、窓に打ち付けられて
   いる板はすべて絵画に変わっている。それらは全て同じ青いワンピースの少女が描かれているようだった。
   そのうちの一つに雷玖が近づいたとき「遊ぼう」という声とともに絵画の中に消えた。
    「遊ぼう。」
   その声とともに現れたのは黒く綺麗な長い髪に大きな赤いリボンをつけ、青いワンピースを来た少女。アリスと
   名のる少女に雷玖のことを聞いてもただ、ただ笑うだけであった。林が「遊んでやるから、雷玖を返せ。」というと
    アリスは「じゃあ、かくれんぼ。もしかしたらあのお兄ちゃんもいるかも。」といって姿を消す。

    洋館の中は異界化し、迷路のようになっている。その構造はまるでPLがサイコロを振ったらその目によって
   変化するかのようであった。なぜ五代はやたら行き止まりにぶつかるのか、なぜ陵はイベントや宝箱判定ばかり
   なのか・・・。様々な謎とランダムゆえの八方ふさがりの危機乗り越え、ついにアリスを発見する。
    「見つかっちゃったね。じゃあ次は、鬼ごっこがいいな。100数えるからできるだけ遠くに逃げてね。見つかった
    ら死んじゃうかもしれないから。」
   そういって再び姿を消すアリス。とりあえず先へ急ぐと、後方からドスン・・・ドスン・・・バキバキ!とロクでもない音
   がする。偶然にもダイスの神様のいたずらで回復ポイントを見つけたメンバーはそこを拠点に敵を迎えうつという
   鬼ごっこにあるまじき暴挙に出たのであった。
    待ち受ける“ロングソード”。そのとき通路から現れたのは荒廃黒利。「まったく!忠告を聞かないからこんなこと
   に巻き込まれますのよ!とにかく、魔方陣なり魔法式なり見つけて破壊しましょう。」そのとき、轟音と共に現れた
   のはオニそのもの。
    「おに“ごっこ”じゃないじゃねぇか!」というツッコミ虚しく戦闘開始。気がつけばほぼ無傷で勝利。ちっ。
   安心して進もうとするメンバーの耳に再び轟音がひびく。鬼、無制限量産。その後2度ほど見つかって戦闘に入る
   も、黄金井のジオが功を奏し被害を最小限に抑える。

    延々と続く鬼ごっこの末、ついに魔術師、猿侯寺 巳寅(えんこうじ みとら)の元へたどり着いた“ロングソード”
   メンバー。「貴様らも殺してアリスの遊び相手になってもらおう。」という巳寅。何を聞いても「お前らの知ったことで
   はない!」を繰り返す巳寅を張り倒すことを決意。すると巳寅も部屋にかかっていた絵画『アリス像』がらアリスを
   呼んで応戦。双方MP切れの戦闘の末、アリスを無力化した“ロングソード”メンバー。奥の部屋へ逃げ込む巳寅。
   「助けて。」と懇願するアリスと本体である『アリス像』と共に奥へ行こうとしたとき、部屋にあった魔方陣から堕天
   使・オセが現れた。「ここは任せて先においきなさい!そして、あの男には必ずとどめを!」とわりとお約束の台詞
   と共にオセを足止めする黒利。
    途中の通路でさらに立ちふさがる堕天使・フォルネウスを4ターン目でさっくり倒し、さらに奥へ。怪しげな術を実行
   する寸前の巳寅に林が止めを刺す。そしてアリスの処遇。「どうしたい?どっちにしろ先はないけどなー。」という五代
   のダーク属性な問いかけにアリスは「私は・・・私は私の為の世界を作る!」と叫ぶと発動寸前であった魔方陣を起動
   する。
    ・・・そして世界は闇につつまれた。

   
   闇の中で見知らぬ老婆と少年が語りかける。「君たちは東京受胎を生き残る資格を得た。力がほしければマガタマを
   手にしろ。人間のまま生きながらえるのもまた良い。楽しみにしている。」そう老婆を介して言い残した少年。

    “ロングソード”メンバーの最初の選択がなされようとしていた。

   第2部へと続く




















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