プロローグ
GM:鬼面党党首・明鶴院藤麿が死んで約一年。世間的には失踪ということになって
して、知っているのは神宮家、鬼面党のメンバーとテンブくらいです。テンリも
鬼面党の活動はしているので知っていますね。
天理:『あたししらなーい。お父さん(和彦)もしらなーい。』
GM:で、要約するとテンリがそれを知り、お父さんのテンブに泣きついて『藤兄ィが・・
藤兄ィが死んじゃったよぅ・・・。』とかそういうことがありました。その夜、テン
ブは一人、こっそりと家を出ます。テンリはそれに気がついてつけると、テンブは町
から離れた丘みたいになっているところに着きます。そして月を見上げ、タバコをふか
し、一言二言つぶやく。それをテンリはこうやって(星飛雄馬のお姉さんみたいに)み
てます。
天理:そうやって見なくてもいいじゃん(笑)
GM:こっそり感をね。そこで、テンリは初めて大人の男の人が泣くのを見ました。次の日か
らもテンブに変わった様子はありませんでしたが・・・。というところでクロス
ロードメビウス開始で〜す。
第零幕 春雷瞬く 〜The beginning of the end “knockin’on heaven’s door”〜
―夢ならあるさ。本当につまらない夢だけど、それをかなえられなかった人間が
どれくらいいると思う?
冬
冬:いきなりか・・・。まだ(キャラ)降りてきてないのに。(苦笑)
GM:あなたは旅の途中です。旅芸人だし、旅もすれば芸もする。人ではないけど。そんな
あなたの前に、一人の男が立ちふさがります。またどうせ、どこかの国主の命令であ
なたの不死の秘密を得ようというのでしょう。
男:『燐火の舞姫・・・だな。わが国主殿が、ぜひおぬしを招きたいと申しておられる。共に
来ていただきたい。』
GM:といっています。男が蟲使いであることや、丁寧な言葉使いとは逆にさっきすら発して
いることはわかります。
冬:『私は漂泊の者。御前に上がるなど滅相もない。』
男:『そうは言わずに・・・。一目会うだけでもいいのだ。』
冬:『お断りいたします・・・。』
男:『ふん・・・無理やりにでも来てもらうがな。』
GM:といって牙爪蟲をだします。がーっと。威嚇。
冬:無表情に見上げて、自分の牙爪蟲で牙爪蟲をつかみ、そのまま握りつぶします。
男:『ぎゃあー!くそぅ。』といって刀で斬りかかる」
冬:ではそのまま斬られて、致命傷に。
男:『もう一撃!!』と斬りかかるも受け止められます。
冬:『私を連れて行くなんて無理・・・。なぜなら私も縛られているから。』
男『ちぃ・・・戯言をォぇ〜〜。(吐)』といいながら拘束蟲を。(笑)
一同:かっこ悪!!(笑)
絵が浮かんだ。
冬:それは空中に飛んでかわします。背中から陽炎みたいな羽を出して。
GM:え・・と、離脱しますか?
冬:んー、そうですね。砕きます・・・頭を。ぐしゃ。
GM:さて、そうすると少しはなれたところに一人の男が立っています。右頬と胸に
爪傷のある男。父の面影に似ている・・かな。
冬:ゆるりと振り向く。
GM:あなたはこの男に見覚えがあります。はっきりとはわかりませんが恐らく、
人であったときの記憶。その冷たい目線とは裏腹の温かい感覚を感じます。
冬:『知っているのにわからない。これはなに?』
GM:男はいつの間にか消えています。そしてあなたはもう一度、あの男に会わなけ
ればならないと感じました。彼は何なのか。っというわけで宿命:『あの男に
もう一度会う』をさしあげます。」
天理
GM:師匠・藤麿が失踪してもう・・・一年くらいかな。藤麿がいなくなってからは独自
で陰陽術の腕を磨いているんだかなんだか・・・?
天理:『いらっしゃ〜い。なににいたしますかぁ〜?』
一同『ずんだもち』『わらびもち。』
GM:(してねえな。)えと、テンリとは仲良かったんですよね。ダブルてんりとかいわ
れてるし。
天理:ダブルって何語だ?
真音PL:それはテンブが『ハハッ。ダブルてんりだな』って。
GM:そんなわけで時々ね、食事とかもお呼ばれして一緒にしてたり。
穂香:『あら?天理ちゃんもうたべないの?オカワリアルヨ。』(初めておろすキャラなので
たどたどしい)」
天理:『もうおなかいっぱいですぅ☆(ぐぅ〜。)』
テンブ:(茶碗をひったくって)『遠慮すんナよ。食え食え。っとものすごい大盛りで。』
天理:『こ・・・こんなには・・いらな・・。』
テンリ:『じゃあ半分こしよっか。』
天理:『ありがとうテンリ姉様。』
テンブ:『それで、なんだ、麻倉の天理は将来何になりたいんだ?』
天理:『しょうらい・・・将来・・・お嫁さん、かなぁ☆』
一同:ぷーー(笑)
:味噌汁をいっせいにぷーっと。
テンブ:『ハハ。麻倉の天理にはお似合いかもしれないナ。それなりに料理もできるし、それに
陰陽術の才能ってやつがお前にはちょっと・・・ごふ!』(穂香からパンチ!)
GM:テンブはそこでぶっ倒れ・・・暗転。
・・・ある日、
GM:買い物帰りのテンブとテンリに会います。
テンリ:『天理ちゃーん。』(手を振る)
天理:『あれ?姉さま、どうしたのー?』
テンリ:『お父さんと買い物。』(嬉)
天理:『いいなー。うちはお店あるから二人とも出かけるわけにはいかないんだ。』
テンリ:『そっかー。』
天理:『それに出不精だしね・・・。』(遠い目)
一同:デブ症・・・。(苦笑)
GM:はい、感覚観察―。
天理:2個成功。
GM:囲まれてるね・・・怪しいやつらに。で、襲い掛かってくる。えい!5個成功
天理:回避3つ成功
GM:当たりだね。ではテンブが(チット払って)かばおう。『危ない、天理!』
テンブ:『く!はなれてろ。』
天理:『テンブおじさま!』
GM:とか言ってる間に、テンブがえらい目に・・囲まれてボコされて簀巻きに。
一同:ちょっとかっこいいとおもったのに〜。
GM:そして連れ去られる。
テンリ:『おとうさんー!!』
GM:といったところで宿命:『テンブ救出』をさしあげます。
真音
GM:5年ほど前です。あなたは10年来の友人・春華と歩いています。そして、不意に人
とぶつかり、櫛を落とす。どん。
春華:『これ、落としたよ。確か、大事な櫛なんだよね。』
真音:『うん。慎太郎さんにもらったんだ。』
・・・そして回想
慎太郎:『真音、お前に渡すものがある。』
真音 :『慎太郎さん、あらたまってどうしたの。』
慎太郎:『これだ。』っといって懐から櫛を出します。
真音 :『くれるの?』
慎太郎:『これはな、お前の母・・・緋音が使っていたものだ。俺が持っているよりお前が
持っていたほうがいいだろう。これを機会におまえも髪を伸ばして女らしくすると
いい。』
真音 :『じゃあ、遠慮なく。髪のことは考えておきます。』といって退場
慎太郎:『緋音・・・、今日も父とは呼んでくれなかったよ。(泣)』
・・・
GM:さて、春華とも別れて家に戻ると道場に銀髪の女が立っています。
女 :『まったく、死合ってやろうとおもってきてみれば、留守とはねぇ。間の悪い男だ。』
真音:『だれ?』
GM:そのこえに振り向いて目が合うとあなたは動けなくなる。話すのは可能。
女 :『あんた・・・面白いねぇ。(真音のあごに手をやって)それに・・・なかなかかわいい
じゃないか。慎太郎よりあんたのほうが面白そうだ。』
真音PL:ちゅ〜されるぅ・・。(がたがた)
女 :『でも・・・まだ足りない。』といって櫛を奪う。
真音:『そ・・それは・・・。』
GM:そこに春華が戻ってきます。『まーおー。いい忘れたことが・・・』
真音:『春華、きちゃだめ!!』
GM:入ってきますよ。そして女ににらまれて動けなくなる。
女 :『この櫛と・・・もうひとつきっかけが必要だねぇ。』
GM:といった瞬間、春華の両肩、両足、わき腹から刺し傷による出血が。
女 :『どうした。助けてやらないのかい?』
GM:さらに両耳、片腕が飛んだところで『大事な友達だろう?』・・・いいよ。動いて。
真音:『じゃあためらわず斬りかかる。』
女 :片手で受け止めて『あたしは苦是衆・風刃の狐晃。あたしはあんたが望むときいつでも
中央大陸・耶和都の国にいる。いつでも取り返しに来るといい。せいぜい強くなるんだねぇ。
弱いまま来たら、今度は目の前で父親を殺すよ。』
狐晃退場
GM:春華は一命を取り留めましたが・・・。ということで宿命:『櫛を取り返す』をさしあげ
ます。」
クロード
舞台はテラ
GM:君はガンスリンガーだ。君の銃は常に正義のために使われる。それは父・ハンク=ウェバー
=カニスキーの血筋ゆえに他ならない。君にとって父は尊敬すべき存在だ。(シナリオめくる)
・・・たとえ左遷された身であるとしても。(笑)
クロードPL:そんなギャグ小説みたいな!(笑)
GM :数年前、君は無法者に向かっていった。ところが年端のいかぬ君が勝てるはずもなく、
ぼこぼこに。
無法者:『へっへっへ。大人に逆らっちゃぁいけねえなぁ。』
クロード:『正義の味方に大人も子供もあるのかよ!』
無法者:『ほーう。変わった銀の星だなあ』といってシルバースターを奪う。
(彼のシルバースターはハンク専用らしい)
クロード:『それにさわるなぁ!』といって銃を向ける。
無法者:銃口をつまんであさっての方向を向けよう。
クロード:あ・・・。長いからねぇ、この銃。
無法者:『ちびっこいくせにエモノが長すぎる。それじゃあ勝てねぇぞぅ。』
モブ :『ガキは家に帰ってままのミルクでも飲んでるんだな!』
無法者B:『兄貴ぃ。おれそのシルバースター知ってますぜ。なんでも左遷のハンクって有名でさぁ。』
クロード:『俺のパパをバカにするなぁ!』
無法者:『ほう・・息子か。左遷のハンク・・・立派な父親を持ったもんだなぁ。ガキ。
じゃあ・・死ね。』
クロード:顔を真っ赤にして奥歯をかみ締めて、血を流しつつ怖いのを必死にこらえる。
GM:そうすると、ナイフが飛んできて、無法者の手に刺さる。
モブ:『だれだ!?』
GM:だれだ!?といった瞬間、横面にけりが入ったり。男はあっという間に無法者達を倒して
いきます。そして落ちたテンガロンハットをかぶりなおし・・・。
テンブ:『ダイジョウブか?少年。(クロードの頭に手をやり)勇気と無茶を間違えるな。きっといつか
はおまえの力で誰かを救うことができる。それまであせるな。』
GM:といってガンベルトを渡す。
テンブ:『斬れる刀には鞘が必要だ。おまえみたいなとがった少年にもな。とりあえずこれやるから。
・・・強くなれよ。』といって去る。
クロード:潤んだ目で見上げてみよう。
テンブ:『さらばだ少年!!はっはっは。』っとエイトマンばりのダッシュを。
一同 :かっこ悪!
GM:といったところで宿命:『テンブに認めさせる』を。
綺羅
GM:あなたの今の主は・・・だれ?
綺羅:珠河(すが)なんたらが・・。
GM:じゃあスガノオージ。そういう馬がいたんで。馬面にしよう。
珠河:『ひひーん。』
モブ:『殿はこう申しております。』
:しゃべれよ、人語!(笑)
珠河:『おお、綺羅。きたか。・・・ブルルッ。おまえにやってもらいたいことがある・・・ブルルッ。』
綺羅:『何でございましょうか?』
珠河:『最近、神宮家でなにやら突飛な研究が完成したそうでな。』
綺羅:『それは殿の・・・お好きそうな。』
珠河:『神にも悪魔にも匹敵する機械とか、神にも悪魔にもなれるとか、そのものだとか。』
綺羅:『え!それどっちなんですか?それ僕が太刀打ちできるんですか?』
珠河:『できる・・かな?いや、べつに太刀打ちしろとはいわないので、その耶和都のあるという
機械を調査、可能なら奪取、または破壊。』
クロードPL:太刀打ちするんじゃねえか。(笑)
珠河:『これがおまえの任務だ。・・・ブルルッ。』
綺羅:『じ・・・冗談ですよ・・・ね?』
珠河:『私が任務のことで冗談を言ったことがあるか!ヒヒーン!』
一同:高ぶってる、高ぶってる!(笑)
珠河:『冷凍睡眠から起きたばっかりで悪いが・・・低血圧じゃなかったよね?』
綺羅:『ばっちりでございます。』
珠河:『では・・・頼んだぞ。ブルルッ。』
GM:というわけで宿命:『神宮家の研究を探る』をさしあげます。
次幕予告
天は祈りによって紡がれ、地は屍により紡がれる。
希望と絶望の狭間で、人はそれぞれの物語を紡ぎあげる。
一心不乱に、冷酷に。
第一幕 夏福はあざなえる縄のごとく 〜WEAVING A STORY〜