第三幕「狂える牙」

  
  第一場

   GM:さて、飛んで逃げた戮號と、それを追う華井と素衛か。では振り切れなさそうなので止まろう。
戮號霧子:『なにをしにいらっしゃいましたの?』と華井に。
   華井:『なにしにだ?』
戮號霧子:『私を壊しにまいりましたの?』
   華井:『まだ約束を果たしてもらってねえ。』
戮號霧子:『あなたが邪魔をするのならば、約束は果たせませんわ。』
   華井:『そんなことは知ったことじゃねえ。』
   素衛:やっとおいついて『はあ・・・はあ・・・壊すだなんて、そんな・・・。』
戮號霧子:『あなたがたがなんと言おうと、私は惨號霧子を破壊します。』
   素衛:『わがままいうもんじゃありません。人を殺したり、傀儡といえど・・・壊したりするのは・・・』
   華井:『なんでそんなに惨號霧子にこだわるんだ?』
戮號霧子:『強いて言うのならば、あの子が霧子だから・・・。』
   華井:『ここはひとつ名前が一緒だったってだけで、あきらめるってわけにはいかねえか?』
戮號霧子:『同姓同名とはわけが違います。あの娘と私は本質的に同一のはずなのです。』
   華井:『“はず”なんていって、自分で確証がねえから見聞きしたことを信じるしかねえか。情けねえな
       おめえは。』
戮號霧子:『あの娘の魂は死號・護號にうつされて、私にうつされ、私が役目を終えたとき次の七號に渡さ
       れるはずだった。』
   華井:『また“はずだった”か。なら、今そのばかでかい鋏を持って突っ立ってるお前はなんなんだ?』
戮號霧子:『本来の役目を失い、路頭に迷った傀儡の成れの果て・・・ですわ。』
   華井:『くだらねえこと言ってんな、てめえは。そリぁあなんだ?自分でどうやって生きていいかわから
       ねえから、陰険な狐目野郎の言うことを聞いて「ああ私は生きてるんだ」って満足感を味わおうっ
       てか?』
 告未PL:いきなり核心ついちゃったらかわいそうじゃないですか!(笑)
    GM:そうだ!GMもかわいそうじゃないですか!
戮號霧子:『傀儡というのは本来そういうものです。人に作られ・・・』
   素衛:『それは違いますよ!戮號さん。』
   華井:『じゃあなんだ?あのオニの小僧は、あんなに自分の身を挺してまで傀儡を守ろうとしたんだ?』
戮號霧子:『それは・・・人の気持ちなど私にはわかりませんわ。』
   華井:『お前あれだな、羨ましいだけだな?羨ましいなら羨ましいって言ったらどうだ。』
 風理PL:さいこーだー。(チット投げ)
   GM:おお、チットが上からばんばん降ってくる。
戮號霧子:『私はあなたのようには生きられない。』
   華井:『そりゃあそうだ。俺は俺だ。お前に真似されてたまるか。』
戮號霧子:『本来ならば、私はあなたに力を貸して欲しい、というところですが手伝ってくれそうもありませんわ
       ね。』
   華井:『要はお前は誰かに認められたいだけなんだ。そうだろう?それがたまたまあの陰険狐野郎だった
       ってわけだ。ついてねえな、お前も。まあどうだこう、パーッと忘れて世間を見てみろ。』
   素衛:『そうですよ、いつでもやり直せるんです。』
戮號霧子:『私が霧子を破壊することと北条不二様の目的はまったく違います。これは私の問題ですわ。』
   素衛:『惨號さんを破壊しても何も変わりませんよ。戮號さん。』
   華井:『親の教育が悪いと子は歪むな。元をただせばお前(素衛)が悪い!』
戮號霧子:『私は惨號を破壊して唯一の“霧子”になる。それこそが私の変化。』
   華井:『そうかぁ?』
戮號霧子:『例えそれが違っていたところで傀儡の一体や二体・・・。』
   華井:『だから同じ顔のやつがちやほやされて、なんで自分は違うのかっていう嫉妬だろう。』
   GM:それが核心だからこまるんだな・・・。(苦笑)
 風理PL:俺がちやほやしてやるーーー。
 華井PL:外野うるさい(笑)。
   素衛:『人を殺すのはいけないことです!』
戮號霧子:『あなた方とはどう合っても意見が合いそうにありませんわね。』
   華井:『なんだったら俺と一晩付き合ってみるかい?』
   GM:とーとつすぎ。
   素衛:『今のじゃ冗談にしか聞こえませんよ。』
   華井:『やっぱダメか。』
戮號霧子:『私は伏魔殿に惨號霧子をもう一度破壊しに参ります。もし、あなた方にその気があるのならば
       私を追いかけて・・・破壊すればいい。』といって飛ぶ。
 素衛PL:また走るのかー。
 華井PL:あなたが信じてくれさえすれば、泥棒は空でも飛べるのです・・・クソ、追うぞ。
   GM:では、伏魔殿国際マラソンの場はこれにて終了。
 

  第二場

   GM:では、いきなりですが、伏魔殿のある洞窟前まで行ってしまいましょう。
 風理PL:さっきの出来事は無視ですか?霧子お姉ちゃんはショックとか受けてませんか?
       大丈夫ですか!?
   GM:まあ大丈夫・・・・そうだよ。
 華井PL:さすが傀儡。立ち直りが早い。
   GM:惨號霧子は何か思いつめたような感じでその入り口を見つめます。とりあえず雷哮はちょっと後ろ
      に下がっていようかな。風理が嫌がるし。
   風理:『来るな!来るな貴様!』
 告未PL:来るなオーラが・・・。
 風理PL:そういえばテンリちゃんは?
   GM:い、いますよずっと(しゃべってないけど)。さて、あなた方が洞窟にちょっと足を踏み入れたところ…
   風理:『ここに藤麿が・・・』
   GM:と言いかけたところで、ばさーっと空からまた戮號霧子、急襲ー。バックアタックだ。
 華井PL:よーし、俺はいつでようかなー。
   GM:素衛と華井はいつでも追いついていいからね。
戮號霧子:『ごきげんよう。』
   風理:『あなたにはあなたの幸せがあるでしょう!もう追うのをやめてください。』
戮號霧子:『私の幸せは、まず惨號霧子の破壊・・・そこから始まるのです。』
 素衛PL:もー。思い込みだっちゅうのに・・・この娘はもう。
戮號霧子:『さあ、惨號霧子をこちらに渡してくださいませ。』
   風理:『霧子お姉ちゃんは物じゃない。あなたが物じゃないのと同じように。』
戮號霧子:『だから渡せないと?私は物ですわ・・・傀儡ですもの。そして惨號霧子も。』
   告未:『物だ物だうるさいわねえ!!あんたぁ!』
 告未PL:あ、キャラが違う。
   GM:キレると怖いキャラだ。
   告未:『あんたがその気ならあたしのほうも容赦しないけどね。』
戮號霧子:『仕方がありませんわね・・・。それでは皆殺しにさせていただきますわ。』
   告未:『できるならね・・・。』
   GM:戦闘開始ですよー。うわ、バックアタックだから配置が・・・戦力が最初風理くらい?
 素衛PL:霧子の傘も武器に使えるよ。
   GM:あれは死號クラスにしか通用しませんよ・・・。まずは戮號からか・・・。

戮號霧子:惨號霧子を攻撃。羅叉のムチタイプで攻撃。地中から突然刃先が現れて惨號を襲う。
   風理:守るー。
   GM:かばうのか。かばうときは回避のみ有効でしたかね。こっちは13個成功。
 華井PL:いてーぞー。確か2個差で十数点くらった。
   GM:あれはハサミ状の時の攻撃力だから・・。
   風理:輝光壁を使います。7個成功。
 告未PL:汚ねーー。
   GM:ではダメージが13点。ではそちらどうぞ。
 告未PL:雷哮は?
   GM:雷哮は見守っている。
 告未PL:使えねえーーー!
  テンリ:懐から親父さんの銃:サンダラーを抜いておしまい。・・・持って来ちゃった♪
   告未:気合5点使ってブースト、14個振ります。戮號霧子に射撃、11成功。
戮號霧子:3個成功。
   告未:13点。
戮號霧子:『こんなもんかぁ・・・。』(にやり)
 華井PL:なんだなんだ、3段変形かなにかするのか?
   GM:さて・・・ターンあたま。誰か登場する?
戮號霧子:邪魔なので風理を攻撃・・・
   華井:よし、そこに登場だ。さらに割り込み行動。その辺の木の上からバーっと降りてきて、
       さらに途中でサムライ化。
 告未PL:そういうの好きだなー(笑)
 華井PL:でも裁定者おれ。
   一同:かっこいいのにー(笑)
   華井:で、銃をバババっと撃ちながら・・・当てないで。さらに割り込みでマガジンを代える。
 風理PL:「裁定者、おれ」なのにーー!(笑)
   素衛:じゃあ、割り込んで戮號の頭を上から押さえつけるようなことがしたいです。
   GM:じゃあ・・・格闘戦だね。
   素衛:無級だもんなー。1成功。そっちは?
   GM:8成功。(鼻で笑いながら)
   素衛:成功数ブーストも・・・ダメだ、無理だ!
戮號霧子:『やはり追っていらっしゃいましたのね?』
   華井:『どうしても惨號を、あえて殺したかったら、俺を倒してからにするんだな。』
戮號霧子:『仕方ありませんわね・・・。』
   GM:そこにテンリが割り込みで
 風理PL:・・・え?
   GM:銃を撃ちます。と、ぜんぜん違う方向に当たるんですがね。では感覚・観察で判定を。
      そうすると・・・ここよく聞いてくださいねー。2以上の人はその衝撃で洞窟が崩れる事
      がわかります。
 風理:PL:なんてこった!
   GM:で、惨號・テンリおよび戮號は洞窟の中に逃げます。雷哮は外に脱出します。
 告未PL:ちょっとーーー(笑)。
 華井PL:まあどうでもいい奴だ。
   GM:さて、皆さんは中に入るか、外に出るかを決めていただきます。3・2・1・・・。
   風理:もちろん入る。
   告未:入る。
   華井:入る。
   素衛:入る・・・いや、誰もいなくなるから外に。
 告未PL:いいのかー?
 風理PL:なんかやばいーような。雷哮が。
   GM:くだらねえ惨の舞をみせてやるー。っと、さて、洞窟が崩れた。
   素衛:『華井さーん!霧子さーーん!!』

  第三場
 
   GM:では洞窟内からいきましょうか。戮號と皆さんが再び対峙している状態です。
 告未PL:ウィル・オ・ウィスプを召喚します。(できねぇ)
   GM:感覚・観察ー。2個以上の人ー。
   風理:7個!
   GM:戮號の上の岩盤が崩れる・・・しかし戮號は気がついていない。がらがらー。
   華井:ではかばう。どーん!
   GM:では華井が助けたかたちになりますね。
   華井:『あっぶねえ。何だって急に崩れるんだ、ここは。』
  テンリ:『たぶん私がサンダラー撃ったから・・・?』
   華井:『コノヤロウ。』
戮號霧子:『どうして私を助けたのですか?』
   華井:『どうしてだろうな・・・反射神経だ、反射神経。』
戮號霧子:『巻き込まれれば、いかにサムライといえども危険でしたのに・・・。』
   華井:『それでも何もしないよりはマシだろうよ。』
   GM:他の方はどうしましょう?
   風理:崩れたのはどのくらいの距離?
   GM:そうだねー・・・。風理砲でも無理。
 告未PL:風理砲(笑)。ディ=バウは風理砲になっちゃった。
   GM:ただ奥には行けるよ。
   華井:『奥に行くしかねえか。』
   GM:戮號はまだちょっとやる気だ。
   華井:『だまってろ。黙って俺について来い。てめえは一宿一飯どころか命の恩人の言うこと
       も聞けねえのか。』
戮號霧子:『まあ、仕方ありませんわね。』といって武器を収める。
   華井:『それでいい、他の奴もこれじゃあしょうがねえだろう?』
   告未:『なんだか変なことにー。』
   GM:さて、ここからもうそれは壮大なダンジョンが広がるんですが、ここで一旦場を切りましょう。

   第四場
  
   GM:では、外だ。
   素衛:『聞こえますか?聞こえますかー!?』どんどん叩きながら
   GM:まあ雷哮も近くにいるよ。
   素衛:『このままじゃああの人たち閉じ込められちゃいますからね、あなたも手伝っていただけま
       せん?これをどけないと。』
   雷哮:『にゃ・・・にゃあ。』
 告未PL:猫のマネか?
   素衛:『強面の癖になにやってるんですか!ほら!!せーーの・・・。』
   雷哮:『ああ、こいつは無理だな。人間の力で動かせるもんじゃねえ。あんたの細腕じゃあ特にな。』
   素衛:『じゃあどうするんですか?あなたの連れだって中に居るんですよ?』
   雷哮:『まあ、俺の知ったことでもないのさ。』
   素衛:『少なくとも6人の人間の命がかかっているんです。』
   雷哮:『たった6人だろう。俺が殺した人数はそんなものじゃあない。』
   素衛:『だからなんだって言うんですか?関係ないでしょう。』
   雷哮:『あんた一人でやればいい。』
   素衛:『あなたの連れはどうなるんですか!』
   雷哮:『言っただろう。知ったことじゃあない。』
   素衛:『同僚の方じゃないんですか?ここで助けないとあとで叱られたりしません・・・・か!』っと岩を
       どかそうとする。
   雷哮:元々おれ南朝だしー。
 華井PL:そういう逃げ方か!
   GM:惨の舞で殺しましたって報告を・・・。
 華井PL:舞ってない。お前は舞ってないから。
   素衛:『じゃあいいですよ・・・。』といって一人で試みる。
   GM:では感覚・観察を。
   素衛:3成功です。
   GM:充分だね。洞窟の上のほう、のぼると何かいけそうな穴があります。ひと一人行けるくらい。
   素衛:『お兄さん、穴です穴!穴があります。』
   GM:いないよ。
   素衛:『っていないし〜・・・。華井さーん、霧子さーん・・・。』
   GM:では入っていこうかというところで一回きろうか。その方がきっといいよ、うん。

   第五場
  
   GM:再び内部。壮大なダンジョンを進んでいくと広い空間に出ます。
 風理PL:ここで藤麿が死んだんだよね?
   GM:そうそう。伏魔殿てくらいなんでね、魔方陣とかがあるんですよ。俺のイメージでは教会とかに
      あるようなでっかいあの・・・なんだ、パイプオルガン?あんな感じの装置もある。
   告未:『なんですかねえ・・・あれは。雷哮さんどうしたんだろう。』
   風理:『テンリちゃん、これの使い方わからない?』
  テンリ:『こんなの藤兄ぃしかつかえないよ・・・。』
   風理:『そうだよね・・・。』
   GM:惨號霧子がその装置の方に歩いていきまして、いろいろさわったりしてるんですがね、そうする
      と上のほうから光の粒のようなものがいくつか降りてきます。そして霧子の手元に舞い降りる。
      感覚・観察したい人はどうぞ。
 華井PL:2個成功。
 風理PL:4個成功。
   GM:一個でも成功した人。惨號霧子の手のひらには、なにか鈴虫のようなものが乗っています。
      何か鳴いているような気もする。
   華井:『虫・・だ。鈴虫?』
   GM:惨號霧子はそれを見て黙っているのですが、成功した人はそこで惨號が一筋の涙をこぼしたこ
       とに気がつきます。
   GM:さて、上から降ってきたのだから上を見上げますわな。そうすると月明かりがもれているんです。
      そこには登っていけそう。
   華井:『お、出られるぞ・・・外に。』
   GM:ではその台詞できりましょうか。
   
   第六場

   GM:さて、次は外なんですがすぐ合流するんだわ。素衛が穴を見つけて「どうしよっかな、入ろうかな。」
      と思ったところで、高いところに登ったから遠くまで見えるはず。感覚・観察を。
   素衛:さっきみたいに成功すればいいけど・・・1成功。
   GM:まあいいだろう。嫌な気配を感じるね。むしろ殺気だ。何体かの人影に囲まれているようだ。
      っと、そこで閉じ込められた組と合流。
   告未:『よ・・・っと。』
   華井:『やっとでられたー。・・・よう、先生。』
   GM:ちなみに戮號、鎧が邪魔なのではずして、ハサミはばらして出てきます。
   華井:これ、なんかの伏線ぽいな。
戮號霧子:『さあ、出られたことですし続きを始めましょうか?』
   華井:『何の続きだ。もうそんな無粋なまねはよそうぜ。せっかく出られたんだ、月を眺めて一杯。』
   告未:『いいですねー。』
戮號霧子:『わたくし、酒はたしなみませんもの。』
   華井:『もったいねえなあ。人生の楽しみの半分くらい知らねえぞ。』
戮號霧子:『だから傀儡ですってば。』
   華井:『いまさら傀儡だろうがなんだろうが関係ねえよ。』
   素衛:『あ・・あの、お取り込み中のところ申し訳ないんですけど助けてくださいません・・・か?』
   華井:『は?』
   素衛:『囲まれてますー・・・。』
   GM:霧子がいっぱいいます。霧子そっくりのが3体と北条君だ。
 素衛PL:雷哮さんはどこにいらっしゃるんで?
   GM:さあ・・・消えた。量産型霧子は鎧:御衣黄は着ていなくて、それぞれ特殊な武器を持って
      います。一体がでっかい珠太刀。一体がムチっぽいの。そしてもう一体が三連式爆射槍。
      (それぞれ「ソードストライク霧子」「霧子エピオン」「ブリッツ霧子」という名前がついていました。)
 華井PL:こわーい。
   雷哮:『ちっ・・・厄介なことになってきやがった。冗談じゃねえ・・・後は勝手にやりやがれ』といって
       退場。
   告未:『ちょ・・ちょっとーー!』
   風理:『あなたはだまされていた・・?』
 華井PL:というより偽雷哮がどうしようもないアホだった・・。
   GM:偽者ですから。
   華井:『苦労するなー。足りない部下を持つと。』
   告未:『うるさいわね!』
   不二:『さあ、戮號戻っておいで。君の戦闘データをもとに君の友達を作ってみたんだ。一緒に戦おう
       じゃないか・・・この量産型霧子と共に。』
   華井:『友達は作ってもらうもんじゃねえぞ。自分で作るもんだぞ。』
 素衛PL:良いこと言った!
 華井PL:でも裁定者、おれ。
   不二:『さあ戻っておいで。戮號。』
   華井:『いつまであんなくだらねえ奴のいうこと聞くつもりだ?いつまでもお前は戮號のままだぞ。いい
       のか、それで?』
   風理:『そうです、あなたは霧子さんでしょう?』
   GM:戮號は怒りに震えている。
   素衛:戮號の前に出て『不二くん!』
   不二:『ああ、これは先生・・・橘先生じゃないですか。』
   素衛:『覚えていてくれたとは光栄です。君も立派に育った、と聞いていたんですがね・・・なんですか?
       これは。』
   不二:『戮號霧子のデータを元に作った量産型霧子ですよ。』
   素衛:『それはあなたの研究成果ではないでしょう!』
   不二:『なにを・・・これは僕の研究の成果です。なんならのその目で確かめますか?』
   素衛:『僕はあなたにそんな事を教えた覚えはありませんよ。』
   不二:『やだなあ先生。昔みたいに誉めてくださいよ。』
   素衛:『あなたはかわいい弟子です。誉めてあげたいんですけど・・・そうだ、あなたの育てた霧子さんに
       今の気持ちはどうか聞いてみてあげてください。』
戮號霧子:『私は私・・・何の代わりでもない!!私の代わりももういらない!!どうして私の代わりをそんなに
       作りたがるのです!?』
   華井:『あの陰険狐野郎はお前のことをそうとしか見てねえんだ。』
   素衛:『(戮號は)こういってますよ。』
   不二:『まあ本人にはわからないんでしょう。所詮は戮號も量産型も道具に過ぎない。』
   素衛:『君は傀儡をそんな風に見ているのですか・・・。』
   不二:『僕にとって傀儡は道具だ。それ以外のものとして見たことはない。』
   華井:惨號霧子に『おめえさんはどうだ?自分で自分のことを道具だって思ったことはあるのかい?
       いや、昔はそうかも知れねえが今はどうだ?』
惨號霧子:『私は・・・人間とかわりません。』
   華井:『だよなあ。おめえはどうなんだ?(戮號)霧子。』
 風理PL:俺のってつけろ。
 華井PL:所有格は(まだ)つけない。
   華井:『いつまでそんなくだらねえしがらみに縛られてるつもりだ?』
戮號霧子:『私はそれを断ち切るために今までやってきた・・・でも・・・。』
   華井:『間違ってたらやり直しゃあいい。時間はいくらでもあるぜ。』
   不二:『あーあ・・・。戮號、帰ってこないのなら量産型の戦闘データのたしにさせてもらうよ。御衣黄も
       都合よく着ていないようだしね。』
   素衛:『やめなさい!不二くん!!』
 華井PL:先生だ先生!がんばれ。無力な先生っぷりを(笑)
   不二:『でも先生・・・』
   素衛:『いいからきけぇー!!!』(叫)
   GM:迫真の演技に思わずチット投げー。(びびりながら)
 風理PL:怒りながらもチットが来て嬉しいんでしょ。
 素衛PL:怒りながらもにんまり。
   GM:でもはじまっちゃってるからねー。戮號がつっこんで行く。戦闘開始!

  
   最終戦闘

   GM:こっちの敏捷は・・・戮號が13。
戮號霧子:ハサミでソードストライク霧子を攻撃。がーん。
   GM:次は量産型が11だ。各霧子、戮號を攻撃。痛い目を見ました。
   華井:ソードストライク霧子を攻撃。なるべく戮號の前に入るようにして・・・だー、7個成功。
ソード霧子:6個。
   華井:射率は全開・・・て言うの忘れてた。14点。
ソード霧子:いたい!
   不二:『この研究は天羅の戦争を変えますよ。先生。』
   素衛:『何も変わりませんよ。天羅を変えるのはいつだって人間です。』
   告未:伏せの姿勢で惨號霧子にたずねる。『私はある人の命令であなたを守るようにいわれた。
       だからこの場で北条不二という男を狙うことは、やぶさかではない・・・ただあの戮號さんという人
       の気持ちもわからなくはない。あのの居場所を壊す権利は私にありますか?それとも、壊した後
       あの人を受け入れてくれる人はいるのですか?』
 華井PL:ひゅ〜ひゅ〜♪(口笛)
   GM:そこ、とぼけない。
   告未:『まず戮號さんに一番近いあなたにお聞きしたい。』
 風理PL:みんな裁定者になるといい事言い出すなー。
惨號霧子:『わたしにはあの子の帰る場所がはっきり見えますわ。』
   風理:『僕にも見えるよ。』
   告未:『そう・・じゃあ思い切って撃てるわね。』
   告未:不二を狙撃。10成功。
   不二:4個成功。
 華井PL:アレ?意外と弱い。
   告未:11点。
   不二:11点承ります。いたっ!
   素衛:不二を攻撃。6個成功。
   不二:2個。
   素衛:では師匠の情けで9点。『不二くん、降伏するなら今のうちですよ。』
   不二:『ぐっ、まだです先生。僕の量産型霧子負けるわけがない。』
   素衛:『どうですかね・・・まあ見ててごらんなさい。』
   風理:『僕らの出る幕じゃあ本当は無いんだけろうけど・・・それでもやっぱりもう一人の霧子も気になる
       から、助太刀してくるね霧子おねえちゃん。』
惨號霧子:『あの子を救ってあげて・・・風理君。』
 告未PL:救われたいのは風理のほうだーー!って(笑)?
 華井PL:お前は自分で何とかしろー!
 素衛PL:30歳でしょ!
   風理:『こういう状況ではまず、アタマを叩くと・・・あいつならそう言っただろうよ。』といって動かずディで
       遠距離攻撃。気合10点使って・・・21個で振ります。心力・意志力で抵抗してくれ。
   GM:プチ風理砲か。心力・意志力なんか設定してない!!
 華井PL:次にやりたいことがある!頼む、死なないでくれー。
 素衛PL:私も・・・不二、殺さないでくれ。
   風理:12個成功。
   不二:5個成功。
   風理:武器修正無いんだよね・・・7点。
   GM:がーーん!
 華井PL:うお!生きてるか?
   不二:むち打ち症になった。
 華井PL:軽いな、意外と。
   GM:ではアタマー。
戮號霧子:ハーフアクションでハサミを組み立てて、ソードストライク霧子を攻撃・・・破壊。
   華井:では、霧子エピオンに攻撃。7個成功。
 エピオン:9個で回避成功。
   華井:じゃあ追加行動。こっからスローモーションの世界に。右手の銃を上に放りあげて、左手の銃の
       弾倉を落として、腰から入れて・・・追加行動、受け取ってマガジンいれて・・・撃つ。9個成功。
 エピオン:15点。傀儡の木片が散る。
   GM:ではエピオンー。
 エピオン:華井を攻撃。7個成功。
   華井:交差撃ちでつき返し・・・9個成功で11点。・・・霧子エピオン破壊。
  ブリッツ:爆射槍で攻撃。7個。
   華井:8個。一個上回った・・・9点ダメージ。
  ブリッツ:追加行動だ。
   華井:もう弾が無いー。
   GM:( ̄ー ̄)
 ブリッツ:8個成功でーす。
   華井:もう避けるしか・・・あ、射撃以外何もできない。
 風理PL:回避無級?でも兵法:上級で弾なくても落とすだけは・・?
   GM:それは不許可ー。
   華井:でもまあたぶん・・・(大丈夫)
 ブリッツ:19点ー。
   華井:いってえ!!致命まで入った!
 ブリッツ:もう一発いきたいけど、行くとしぬよな・・・。いや、でも手加減はいかん。・・・7個成功。
       これでもう弾が無いよ。
   素衛:かばって回避は可能?
   GM:えっと、俺の中ではOKだとおもってたんだが、まあさっきもやったし今回はOK。
   素衛:だめだ。ダメージは?
 ブリッツ:15点。
   素衛:では3点軽減します。わーお、活力があと・・・2点。
   不二:早打ちして式・ガシャドクロを打ちます。
   GM:ターン最後に式は行動だね。次は告未。あ、そうそう、テンリはちゃんと惨號霧子を護衛しな
      がら射撃してますから。忘れてないよー。
 華井PL:フレーバーフレーバー。
   告未:気合10個使って11個成功。不二に。
   不二:8個。
   告未:武器修正+5、射率2を入れて・・・10点。
   不二:・・・そろそろ死ぬかも。
 素衛PL:とどめさしたらまずい?
 華井PL:いや、それは先生次第。おれ、もう弾無いけど。
 風理PL:全然無いんだ・・・。
   GM:さて、生かしておくか、殺してしまうか?どうする?
   素衛:生かしておくつもりですよ。8個成功。
   不二:2個・・・。
   素衛:14点くれときます。
   GM:北条不二、沈みましたー。
 風理PL:じゃあこの式終わりかー。
   素衛:『詰めがあまいんですよ、不二くん。』
 風理PL:あれ?他の霧子は退かないの?
   GM:退かないさ。何も思ってないよ。(戦うだけの傀儡に感情など不要ー。)
   素衛:『帰ってしっかり修行しなおしてあげますからね。』
 ブリッツ:割り込みで華井に刺さった爆射槍を抜こう・・・。
   華井:『ぐはぁ!!』
 告未PL:惨酷だな!けっこう。
   GM:武器が無いんだもの。
   風理:『退いてくれといっても聞いてくれないんでしょう?』
   GM:何語ですか?そりゃあ。戦闘用傀儡かくあるべき!それにしたってマスターを守るべき
      だろうけど・・・。
 素衛PL:なんで行かなかったんだろう。
   GM:命令が一個しか覚えられないのだ。
 告未PL:幼児でも二個は覚えられるのに。
   風理:明輝剣・蛍雪(ほたるゆき)で普通に斬ります。17点。
 華井PL:未練未練。未練たらたら。
   GM:ブリッツ霧子が破壊されて、戦闘終了だ。
   
  ・・・そしてエピローグへ





   




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